お気に入りを見る
  • facebook
  • instagram
  • instagram

ホーム > 記事 > ログハウス > 【HowToログハウス】一木瞭然~ログハウスの通気性~

【HowToログハウス】一木瞭然~ログハウスの通気性~

ログハウスのデザイン性の高さとしては、その主の好みを様々な要素から反映させることができるというところにおいて、まさに《十家十色》、理想を広げてプランニングできる大きな魅力があります。デザイン上で個性が表れていることで、より一層「自分の家」という特別感が高まることと思います。

しかし、いくら特別であっても「家」である以上、やっぱり住み心地はとても重要なポイント。

《一木瞭然》シリーズでは、ログハウスの居住空間としての特徴を考察します。「家」であるログハウスのメリット・デメリットを《一目瞭然》にすることを目指します。

ログハウスでの住み心地を考えることで、「特別な自分の家」を実現させたいですね。

まず今回は、ログハウスの〝通気性〟から考察していきます。

 

気密性と通気性

気密性の低さは通気性の良さ

ログハウスは、正直に言って気密性が高い住宅とは言えません。

理由としては、建築材として使用される木は生きているので、長い歳月の間に乾燥によって収縮を起こし、ログとログの間にわずかなすき間ができてしまう場合があることが言えるでしょう。またログハウスは、セトリングスペースをつくることで建具がログに破壊されるのを防ぐという、言うなればあえてすき間をつくる場合もあるそうです。

確かに、すき間風のイメージがある方も少なくないのではないでしょうか。

しかし、ここで逆転の発想、ポジティブに考えてみましょう。これは言い換えれば、ログハウスは通気性に優れた住宅と言えます。

「適度な通気性のある住宅」ととらえるか「すき間風が入る住宅」ととらえるか、それは個々で考え方が分かれる案件ですね。

気密性を高める裏技

木の収縮によって起こるねじれや割れといった変形から生じるすき間。やっぱり気密性が気になるという方のために、これを少しでも抑える工夫又は修復する方法も考えられ、実際に施されているそうです。以下、その具体例を紹介します。

☆元より十分に乾燥させたログ材を使用する。

☆マシンカット・ログハウスのように使用するログ材を均一に加工して、すき間をつくらないように構成する。

☆コーキング剤というパテ状の充填剤で材のすき間を埋めるコーキングというメンテナンスをして、すき間を修復する。

ログ材の乾燥方法の技術、ノッチ加工という交差するログ材をすき間なく積むために施す加工の技術などの進歩もあって、気密性が低いとは言っても、ログハウスは住宅として十分な気密性は備えているとのことです。

ログハウスを建てる際には、ログビルダーの方に相談してみるのも良いでしょう。きっと、良いアイデアの提案やメンテナンス方法を教えてくださると思います。

 

ログハウスの通気性vsシックハウス症候群

シックハウス症候群は、住宅業界において高気密住宅を追求した結果として発生してしまった問題です。

ログハウスは、その高気密住宅の正反対の住宅と言われています。

ログハウスは、そもそもから、高気密は不健康につながるという認識のもとで成り立っています。

特別な換気をしなくても、自然的な通気性を確保した住宅として存在しているログハウスは、シックハウス問題からかけ離れた住宅と言えるでしょう。

 

なるほど、高気密ではなく通気性のある健康住宅として、住まわれる人々の健康を重視した住宅として見てみれば、ログハウスの通気性の良さは、とても大きな魅力になりますね。

かといって、気密性が著しく乏しいというわけでもないので、ログハウスの通気性から考える住み心地は、良いと言って過言ではないでしょう。

 

<今回参考にさせていただいたのはこちら>

『夢の丸太小屋に暮らす』編集部編(2005) 『ログハウスがわかる本―楽しくて快適な木の住まい・ログハウスのすべて』(Weekend Living) 地球丸.

Top